書評001: フェルマーの最終定理 / サイモン・シン 紀元前のピュタゴラスの話からスタートして、主題のフェルマーにたどり着くまで数論の歴史を全部たどったんじゃないかって位のひっぱりよう。勿論、数論なんか理解できるわけないけども、証明するまでの学者のせめぎあいとかが上手く書かれてて面白かった。淡々とストイックに完全な証明を求める姿は手本にしたいところ。数論の本と言うか、数論学者の人間性の本。谷山=志村予想のエピソードが泣ける。 文中挿入される数式とか図の整理対称っぷりも見てて面白かった。 ★★★★☆ Share: Twitter Facebook Google+